レディネステスト(職業適性)をやってみた結果と所感
ある学校からレディネステスト(職業適性検査)のサンプルを頂きました。
これが全てではありませんが、高校生が将来と向き合う参考情報にするそうです。進路ガイダンスに関わる身としては、やるでしょ!
で、やってみました。
E(企業的)、S(社交的)が突出。I(研究的)はSE時代の名残か。
やってみた感想。これ社会人向け。
特に疑問だったのが「(自信)C検査」。
社会で働いた事が無い学生に自信はないのが普通。なのに「モノ作りに自信がある?」と聞かれても、よほど専門的に学んでいないとYesとは答えづらい。
さらにA検査(興味)とC検査(自信)をグラフ化するので、自信がついてこないと進路が選び辛いようにも見えます。興味があればどんどんチャレンジする学生を増やしたい一方、なるべく失敗しないように職業選択を誘導しようとする意図も垣間見えます。
生徒の性格にもよりますが、強い興味があればA検査に比重を。慎重な性格の生徒にはC検査に比重を置くのが良さそう。
生徒に自信が無くても興味と勇気があればチャレンジしやすい環境作りが大切。そのチャレンジが成功するよう周囲が後押しする。そして失敗した時に支え、次の一歩を応援する。
失敗しない人生、苦しまない人生、誰にも迷惑を掛けない人生なんてありえない。好きなこと、興味があることに向かっていける人生なら、失敗はあっても後悔はないと思うのです。