本気で関わるから嫌われる
セミナーで講演していると「川島さん暑苦しい、聞きたくない!」と感じる人はいつも一定数いる。学生でも社会人でも。
その反面「目が覚めた、チャレンジしてみる!」と行動を起こし始める人もいる。
以前は全員が満足するように、全員に共感してもらえるように教案を考えて上手く話そうと準備していた。でもダメだった。嫌われることもないが聞き手が変化することもなかった。
ある日、尊敬する先輩トレーナーの講演を聞き、嫌われる覚悟を持って参加者に本気で関わっていくからこそ聞き手の行動に変化が生まれるんだと痛感した。
講師がいい格好してはダメなんだって。
なぜか。
嫌われないように話そうとすると内容が玉虫色になり刺さらくなるから。つまり成果の意識が聞き手ではなく話して(自分)に向いているから。
でもねー
嫌われたくない・傷つきたくないといった自意識過剰がつい顔を出すんだな。しかし間違いなく言えるのは講師が好かれようとするほど聞き手の心は離れていく。見た目にこだわり中身が薄っぺらいことが聞き手に感じとられてしまうものなのだ。
上手く話せるだけでは講師ではない。聞き手に変化をもたらせるか・聞き手を本気にさせられるかが腕の見せ所。
例えば終了後のアンケートに
- 「いいお話をありがとうございました!」
- 「話し方がわかりやすく・聞きやすかったです!」
といったコメントで喜んでいるようではダメ。
相手を本気にさせ意識と行動を上向きに変える。それが聞き手の人生にプラスをもたらす。講師はそのための手段にすぎないのです。