内定が欲しいと思っている就活生に「日曜ドラマ・HOPE」が超おススメ。その理由とは
就職に必要な「働く覚悟」と向き合えるドラマだから。
囲碁棋士の夢を諦めた「一之瀬歩」が、総合商社にインターン生として参加し様々な苦難を乗り越えていく奮闘記。同期インターン生と学歴・能力の違いを目の当たりにし孤立感や虚無感から逃げ出したくなるが、母親や恩師の応援に気持ちを奮い立たせ、サラリーマンの戦場に挑んでゆく。
ドラマなので多少脚色はあるが、HOPEは就活生にも是非おススメしたい。
7月後半に就活している学生は、何らかしら不採用の経験を持っていると思います。夏休みも間近。理系の学生であれば研究準備や中間発表などでスケジュールもハードな時期。外は暑いし世間はクールビズだけど就活生にはまだ浸透しておらず「早く内定取ってリクルートスーツを脱ぎたい!」という心理になりがちではないでしょうか。
リクルート系列の7月初の統計では、大学生の約30%が就活中というデータもあり、第一志望にお祈りされた、色々な経緯を持つ学生がやってきます。
- 業界一本に絞っている人
- 企業選びの基準を下げる人
- 業種・職種の選択肢を広げて可能性を探る人
- 親から反対されて方向性を見直す人
- 複数の内定も腑に落ちず、全て辞退して出直す人
すると、採用面接をしていても「働きたい」というより「早く内定を取りたい」という気持ちが学生から煤けて見える。企業も人材不足なので積極採用したいが、内定をゴールと考えている学生は入社してからの不安が過るのです。
一之瀬歩のセリフで印象的だったのが
最初から戦う気が無かった
諦めた夢を言い訳にしていた
本気で戦ってまた失敗することが怖かった
特に中小企業は、新入社員が最初から仕事ができるとは思っていない。長期的に組織を成長させたいからこそ、最初の数年は投資になるがしっかり定着して活躍してくれそうな人材を採用したいと思っている。
だから、育成する覚悟なければ新卒採用などできない。短期的に業績を伸ばしたければ経験者を採用すればいいから。
つまり企業も先行投資の覚悟で求人しているからこそ
社会経験はないが、一生懸命戦っていく気持ちがある
いつか実現したい夢や目標がある
失敗を恐れず、本気で仕事をする覚悟がある
こうした気持ちを持つ学生を採用したいと考えているのです。