児童養護施設で出張プログラミング教室~発想と着想を磨こう
出張プログラミング教室を行いました。
この教室も月2回開催で5ヶ月が経過しました。
1回1時間~1時間半程度なので累積12時間程度ですが、中学生の吸収力ハンパないです。
教室といっても座学や知識を教え込むのではなく、意味のある動くゲームを作りながら、プログラミングのイロハをお届けしています。
- 変数
- リスト
- 制御
- 割り込み
- クローン
これらの組み合わせだけで、簡単なシューティングゲーム位は作れてしまいます。そしてプログラミングを通して「発想と着想」が磨かれていきます。
発想は「こんなことやってみたい」
ゲームをもっと難しくして面白くするために、新しい機能が思いつく。この段階でできるか・できないかは分からないけれど、思ったことをアウトプットすることができるようになる。
着想は「こうすればできる」
物事の実現には何が必要なのかを考え、問題を分解し、試し、可能性を判断する。これらもプログラミングでは大切なインナーマッスル。表面上は見えないけれど、実は仕事の生産性に大きく影響します。
そして、彼がゲーム作りや改造のプログラミングが「自分の強みを知る」きっかけとなり、彼が自覚する強みを活かして、より良い将来を選択してほしいと思います。
最近思うのですが
教育の究極は『教えずにして教えること』ではないだろうか。
少子化で価値観が多様化する中で、学校が社会で活躍できる人材をどう育むか。一方的に与える教育は子供が依存する。人口が増え、高度経済成長の時代であれば、一人の先生が定形化された授業を沢山の子供に伝えれば済んだ。
しかし、今は子供の価値観が多様化。例えば生徒30人に30通りの価値観がある時代。一方的に言葉で伝えるには限界がある。だからこそ、様々なスキームと連携しながら大人の背中を見せ・体験させ・考えるきっかけを作ることで、社会で生きる自信を育む。
そんな時代になっていると思うのです。