高校生の採用選考で企業は何を見ているか
千葉県立四街道高校の進路ガイダンスで
就職希望の3年生に「就職の準備と心構え」をお伝えしました。
従来、高卒の就職支援は礼法指導や模擬面接などが一般的ですが、近年では「コミュニケーション能力」を軸とする自立した人材の育成が課題になっています。
そこで
高校生の採用選考で企業は何を見ているのか。
選考のポイントを「野球部」に置き換えながら、就職への心構えをお届けしてきました。
1.なぜ野球部なのか(企業理念)
目指すは全国優勝?県大会出場?それともレクリエーション?
- チームが目指していること
- 大切にしていること
- やらないと決めていること
これらに興味関心を持ち、共感できるか。
一緒に困難を乗り越えながら働いていける方かどうかは、この点がまず大切。
2.育て甲斐があるか(素直さ)
素直な人は成長します。
もし単調な基礎練習であっても前向きに取り組めるかどうか。
「えー?コレ必要ですかー?」といった先入観を手放して、目の前のシゴトに打ち込めるかどうか。
将来性も重要なポイント。
3.すぐ辞めないか(働く目的)
入部してすぐ「やっぱり練習がキツイので辞めます」とか
入部して1年後に「やっぱりサッカー部に行きます」なんて
ちょっとガッカリしません?
社会に出れば良いことも辛いこともある。
そんな中、アナタが頑張れそうな理由はどこにあるのか。
企業はあなたが「なぜ働くのか」を「あなたらしい」言葉で聞きたい。
そんな「あなたらしさ」を考え・整えるのが心構え。
授業でお届けしたツボとコツを活かして、
社会に出る準備を進めて頂ければと思います。
ありがとうございました。