人事のホンネ!就職面接の不採用理由3選
就職面接の不採用理由がわからなくて困ったことはありませんか?
不採用理由を必ず通知する企業もあれば、応募者から問合せがあれば回答する企業などスタンスは様々です。
不採用理由は応募者によって異なりますが一定の傾向もあるので、求職中で面接に苦戦している方は参考にして頂ければと思います。
第3位:ビジネスマナー
ポイントは清潔感です。
しかし新卒学生はおろか中途転職の方でも「アナタ本当に社会人経験あるんですか?」と思うこともしばしば。
どんなに能力が高そうでも、人として根本的な部分が崩れていれば論外です。以下は私が実際に初対面の第一印象で萎えたケース。
- 来社が早すぎる(10分以上前)
- ネクタイ曲がってる
- ワイシャツしわしわ
- 口のまわりがパンくずだらけ
- 鼻毛、髭、フケ
- メガネ汚れてる
- 体型に合ってないスーツ
- ポケットが一杯
- 汗だく
- 猫背
- 寝不足
- 眼を合わせて挨拶しない、等
面接官は、能力や技能を見定める以前に「会社の看板を預けられる人か・人として信頼できるか」という点を、応募者の身だしなみ・素行・雰囲気などを感じとりながら面接しています。
特に清潔感は第一印象でほぼ決まってしまうので、面接時間が短かったり、踏み込んだ会話(面接)にならない選考が多い場合は、言葉には出さず内面で断られている可能性があります。
第2位:ミスマッチ
野球のピッチャーの募集に、キャッチャー経験豊富な人はミスマッチになります。しかしキャッチャー経験を活かして、ピッチャーに転向したい人はプレゼン次第では可能性があります。
よくあるのは企業の求人ニーズを意識せず、面接官の質問にただ(受け身で)答えるだけの人。採用も人材での問題解決なので、企業のニーズに自分(という商品)がどう役立てるのか、というスタンスの方がいいご縁に繋がりやすくなります。
- どのような人材・スキル・ポジションを求めているのか。
- ニーズに対して、自分の経験・能力のどの部分が役立てるか。
- ミスマッチの場合、ギャップを埋める手段や期間を提示できるか。
企業が抱える問題を聞いたうえで、自分の能力・実績・意欲をプレゼンしていくようなイメージです。
第1位:本気度
企業は例えるなら船でで、応募者が船を待つ人。
船の大小様々。いろいろな方向に進む船があって、その船には乗員乗客が乗っています。どの船に乗るか選ぶ側(求職者)は
- 行き先(例:業種、職種、事業の方向性)
- 乗員・乗客の雰囲気(例:理念、社風、クレド、取引先)
- 乗り心地(例:待遇、福利厚生、キャリア)
これらを乗船する前に見定め、船側(企業)も「この人を乗せても大丈夫か」と判断するのが就職面接です。
- どんな船でも乗れればいい
- 安定してそうな大きくてカッコいい船に
などと考えていたら見抜かれていると思った方がいい。人事もプロですから、意欲の低い人や問題のある人を誤って採用してしまわないよう、細心の注意を払って選考しています。
応募者が「働ければどの会社でもいい」と考えていれば、企業も「アナタでなくてもいい」となり、「この会社で働きたい」という所まで落し込めれば、企業も「アナタと働きたい」となっていくものだと思うのです。